秋が益々深まりゆく中、アーバンホール友引浪曲寄席第20回を9月25日（金）に中庄ホールと福田ホールで開催いたしました。

１年ぶりとなります、浪曲界の重鎮・松浦四郎若師匠と五月一秀さんのお二人でした。

五月一秀さんは五月一朗師に入門後、秀若と名乗るも昭和50年7月に休業。平成2４年9月に五月一秀と改名し復帰後初舞台を踏まれました。長く浪曲界を離れていたこと を感じさせない節回しで、観客もその世界に引き込まれてゆき、見事の一言でした。松浦四郎若師匠は「夢の財布」で大いに笑わせ、 人情話の「瞼の母」ではグッと心をつかんで離しません。正に名人芸とはこのこと。浪曲人の手本的存在として浪曲界で多くの信頼を 集めてらっしゃいます。浪曲の世界には人間と言うものが本当に詰まっています。日本人が大切にしてきた、義理人情に触れる時、心 の奥が震えるのを感じるのは浪曲ファンならずともと言えるのではないでしょうか。
日本人の本当の有り方を今回も感じさせていただきました。また、おかげさま で満員御礼にて、ありがとうございました。

会場の都合でお断りしなければならなかった皆様、誠に申し訳ありません。またの機会に是非ご参加くださいますよう お願い申し上げます。アーバンホールはこれからも「皆様に愛されるホール」をめざしてスタッフ一同精進してまいります。今後とも よろしくお願い致します。