HOME > ミニ・生命のメッセージ展 |
アーバンホールでは何よりも大切な命について、今だからこそ伝えたい伝えなければならないメッセージがあると考え、ミニ・生命のメッセージ展in倉敷を開催いたしました。
地域の方々、また遠方からも多数のご来場をいただきまして、誠にありがとうございました。
生命のメッセージ展とは交通事故・いじめ・犯罪・医療過誤・一揆飲ませなどの結果、理不尽に生命を奪われた犠牲者が主役のアート展です。犠牲者一人ひとりが等身大の人型パネル、その足元に「生きた証」である靴、そして遺された家族のメッセージなどを通して、犯罪被害者・遺族の人権を訴えると共に、「生命の重み」を伝えています。
真夏の日差しが照りつける平成24年7月26日(木)・27日(金)の2日間、アーバンホール倉敷堀南にて開催しました「ミニ・生命のメッセージ展」は倉敷では初の開催でした。
ホール正面玄関にはテーマである赤いハートの巨大オブジェを製作しご来場の皆様の目を楽しませました。
前日会場には滋賀・山口から84命のメッセンジャーが到着し、スタッフと共に皆様のご来場をお待ちしておりました。
会場には老若男女多くのご来場を頂き、メッセンジャーの静かで大きな訴えを受け取って帰っていただきました。
メッセンジャーに書かれたご遺族の願いを読むと胸に込み上げるものがあります。
中には、涙された方も多くいらっしゃいました。
1日目には、初めてメッセンジャーを製作するご遺族の方が、皆様の前で息子さんのメッセンジャーを製作されました。サンドペーパーでボードの角を滑らかにするときには、お父様が息子さんの頭を撫でているかのように見受けられ目頭が熱くなるのをこらえ切れませんでした。
午後からは南館にて、「ゼロからの風」の映画上映と、江角由利子さんの講演「亡くなった娘からの生命のメッセージ」・徳永順子さんによる講演「輝く星になれ!美香19歳」が行われました。
悲惨な交通事故によって、理不尽に命を奪われたご遺族のご講演は皆様の心に直接訴えかけると共に、ご遺族の悲しみは何年経っても消えることは無く、こうして講演やメッセージを訴えることで、自分たちと同じ犠牲者を一人でも少なくするために活動されていることの大切さをスタッフ一同感じました。
会場では赤い毛糸を来場者が繋ぐコーナーが設けられました。
この赤い毛糸玉はこれから先も、多くの人に命を繋ぐ象徴として毛糸を結んでもらい、全国で開催されるメッセージ展をめぐってゆきます。